- 東南アジアをリードする包装・印刷産業展の第6回が
新たに包装に焦点をあて、本年9月に開催
- 世界20か国から300におよぶ企業が、包装と印刷の
相乗効果を網羅する、多岐にわたる製品を出展
- 最新の業界トレンドを中心にすえた
特別エリア、パビリオン、併催プログラム
包装・印刷業界の優れた機材、技術、ソリューションが一堂に会するPACK PRINT INTERNATIONALが、本年9月に第6回目を迎える。世界最高峰の印刷・メディア産業展drupaと、加工・包装産業展interpackをモデルとし、タイ包装協会、タイ印刷協会、メッセ・デュッセルドルフ・アジアが共同で主催する本展に、今年は世界20か国から300社が出展、日本、シンガポール、タイ、台湾、中国、ドイツは、国別エリア・パビリオンを設ける。なお、ドイツは政府が助成し、ドイツ機械工業連盟(VDMA)がパビリオンを形成、また、シンガポールエリアは、PACK PRINT INTERNATIONALに初めて出現する。
隔年開催の本メッセは、業界関係者による業界関係者のための、典型的なビジネスの場であり、東南アジアにおいて、着実にその地位を確立している。その証拠に、コニカミノルタ、三起機械、塚谷刃物製作所、デュプロ、凸版印刷、ナカヤマ、富士ゼロックス、富士フイルム、リコー、理想科学工業、BOBST、BPS UNITED、BST ELTROMAT、CYBER SM、FERROSTAAL、FOILMASTER、HARN ENGINEERING、HP、KBA、KEYWELL INDUSTRIAL、KURZ、MBA INTERNATIONAL、PMC LABEL MATERIALS、ROTOMETRICS、SCG PACKAGING、THAI KK INDUSTRY、WAH HO PACKAGING、ZUND ASIAといった、包装・印刷業界を代表するグローバル企業が、継続参加する。
前回の2015年開催において大きな収穫を得た、Ferrostaal (Thailand) 代表取締
役社長F. キストラー氏は、今年も出展参加すると話す。『PACK PRINT INTERNATIONALは、運営が非常にしっかりしており、弊社およびパートナーの製品を、東南アジアの熱心なバイヤーや業界関係者に紹介する、戦略的なビジネスの場を与えてくれる。このような機会は、我々がまさに必要としているものだ。』
世界の包装産業の成長を牽引するアジア市場 – 拡大するアジアのラベル市場
先進国市場において、包装は必需品であり、そして新興国市場においても、ますますその重要性が高まっている。スミザーズ・PIRA(Smithers Pira)が先般発表した調査レポート『The Future of Global Packaging to 2020』によると、2014年に8,120億米ドルだった世界の包装産業の市場規模は、主にアジアが牽引役となり、以降年3.5%のペースで成長し、2020年には9,980億米ドルに達する見込みであるという。
こうした包装産業の世界的な潮流に加え、アジアではラベル市場が拡大している。前出のスミザーズ・PIRAが発表している別の調査レポート『The Future of Printed Labels Market to 2019』によると、アジアは地域別のラベル生産量において世界最大であり、その世界シェアは、2019年までに41%超となる、と予想されている。ラベル生産においては、フレキソ印刷が最も一般的な印刷方式だが、持続可能性に向けた取り組みとともに、デジタル方式も急速に拡大している。また、アジアの小規模国も、経済同盟を形成することで、競争の激しい同地域での存在感を高めている。10か国で構成されるASEAN経済共同体(AEC)は、商品、サービス、投資資本の流れを呼び込んでおり、ラベル業界のサプライヤーや加工業者にとって、今後注目すべき新興市場となっている。なお、ラベル産業にとって最も重要な業界は、変わらず食品・飲料分野で、僅差でパーソナルケア製品、医薬品が続く。
PACK PRINT INTERNATIONAL 2017では、包装関連の展示に注目
このような市場動向を背景に、4日間にわたり開催されるPACK PRINT INTERNATIONAL 2017では、パッケージングに焦点を当てつつ、包装と印刷の相乗効果を生む、業界をリードする製品・技術・ソリューションが、勢ぞろいする。
今回の目玉の1つ≪One Stop Pack & Print Pavilion≫では、タイ企業による25の独創的な包装ソリューションが展示される。これらは、受賞歴もあり、食品・飲料、医薬品、電子機器、化粧品、パーソナルケアなど、幅広い分野を網羅する。そしてこのパビリオンは、革新的なパッケージデザインと、パッケージメーカー・エンドユーザー、材料サプライヤー、機械メーカーらが集結し、絶えず変化する包装・印刷エコシステムを推進する成功事例について、情報を入手・共有できる場としての役割を果たす。この展示エリアを包括する枠組みとして焦点が当てられ、イノベーションと技術発展が、包装と印刷に新たな相乗効果と視点をもたらす≪パッケージ&プリント4.0≫は、パッケージ、製造業における包装加工、パッケージ生産の3本柱で構成される。
一方、ラベル印刷は、包装、印刷、そして印刷機械、ポストプレスのあらゆる側面に、ますます用いられるようになっている。このような業界の流れを反映し、PACK PRINT INTERNATIONAL 2017で、ラベル印刷技術に特化した展示≪labelling zone≫が設けられる。ここで見られる製品・技術は、高度な最終包装用途をはじめ、ラベル印刷、装飾、カスタマイズ、技術応用に至るまで、多岐にわたる。
専門家と知識を共有できる併催プログラム
会場では、業界の専門家や出展企業によるセミナー、技術プレゼンテーション、会議も行われる。このなかには、国連食糧農業機関(FAO)と協力し開催する≪Food Loss and Waste≫会議も含まれる。FAOのアジア・太平洋地域担当シニアフードシステムズオフィサーであるA. ベネット氏は、『食品ロスを低減するソリューションに向けた動きを促進するため、包装業界と再び協働できることを嬉しく思う。イベントを楽しみにしている。』と述べている。
その他には、Kasetsart大学農産業学部包装・材料学科(PKMT)、アジア包装ネットワーク(APN)、タイ包装協会、タイ印刷協会主催による、2日間にわたるフォーラム≪International Packaging Research and Innovative Forum≫、次の時代の包装を展望する≪Food & Beverage Packaging Conference≫、毎年開催されている≪Thai Print Awards≫、フォト・ビジネス・アソシエーションによるワークショプ、出展企業による技術プレゼンテーションなども予定されている。これらのイベントに関する詳細は、近日中に発表される。
PACK PRINT INTERNATIONAL 2017では、業界が一堂に会するワンストッププラットフォームとして、来場者が最大限のメリットを得られるよう、世界中から集まるおよそ15,000もの新規および潜在顧客、ビジネスパートナーに対し、対象を絞ったネットワーキング機会を提供する、ビジネスマッチングサービスを、事前登録を条件に、無償で提供している。
『PACK PRINT INTERNATIONAL 2017』ご出展、あるいは来場事前登録など、各種お問い合わせは、(株)メッセ・デュッセルドルフ・ジャパン、あるいは日本語ウェブページをご覧下さい。
Messe Düsseldorf Asia Pte Ltd
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Marketing Communications Assistant Manager
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